会者定離

他人の目を気にしないように生きる

西麻布のクラブレポート

紆余曲折あって西麻布のクラブに行ってきました。高校の友達から聞いた話では

「クラブ楽しいよ!お酒飲みながら踊るだけ!怖くないよ!」

といった感じでした。その子も彼氏持ちで、周りの彼氏持ちの女の子もまあ行っているようだったので、普通のDJバーとさほど変わらないのかな?という認識でした。


午前三時。仕事終わりに定例の飲み会があり、その後クラブに行くことに。メンバーは職場の女の子と男性の先輩数人。みんなクラブ慣れしているようです。終電もないし、まあ単純にどんなところか興味はあったので着いて行きました。私は同僚の女の子にくっついていればとりあえず大丈夫かなあと思っていたんですが……この考えが甘かった。


入り口には怖いお兄さんが二人いて、男性は顔写真付き身分証明書を求められます。女性は確認されませんでした。よくよく考えればこの時点でおかしいような。まあ深くは考えずに中に入りました。

荷物をコインロッカーに預け、ホールに繰り出します。先輩たちは一足先に店に入っていたので、まずは彼らを探すことに。同僚が連絡を取りつつ手を引いてくれます。そこらじゅうから手が伸びてきて四方八方引っ張られますが無視します。内心怖くて怖くて泣きそうでした。


音楽がめちゃくちゃ鳴っていて人がたくさんいるところに来て、やっと先輩たちの姿を見つけます。


いや……お前ら誰だ。


それぞれ女の子とイチャコラチュッチュしててびっくり。いつもの真面目な彼らはどこに行ってしまったんでしょう。仕事してるときはクソ真面目なんだけどなあ。

ああ、クラブってこういうところなの?とここで悟りました。これは帰宅してから検索して知ったことなのですが、実はこのクラブ、いわゆる「ナンパ箱」として有名らしく、音楽を楽しむというよりは出会いのためにみんな集まっているらしいんですね。他のクラブならまた違ったのかもしれないですが、どちらにせよもう行くことはないでしょう。


と、先輩のうちの一人がゲットした女の子そっちのけでこちらにやってきます。あれ、同僚の女の子が……いない!いつの間にかいなくなってる!

この先輩とは初対面ですが、二人きりにされてしまいました。まあ一人よりはマシか。

先輩に何か飲む?と聞かれ、モスコミュールをお願いしました。それなりに酔ってましたが、飲んでないとやってらんねぇ。モスコミュールが900円です。ハァ高い。ご馳走様です。

先輩が腕を掴んで踊るように促してきます。しゃーないので揺れました。頑張って揺れました。その後ハグされ、キスされそうになりました。怖い。節操ねぇ。丁重にお断りして、そのへんで女の子を捕まえて先輩に差し出しました。まあ男も女も誰でもいいんですね。あの暗さじゃ顔分かりにくいし、うるさくて何言ってるか分かりにくいし。ただクソブサイクな男に「ノンノン」って言われたのは単純に腹が立ちました。こっちから願い下げだっつーの。調子に乗るなブス。まあ女の子もかわいいのはほぼいないけど。女を見ててもその顔で選り好みすんなよってちょっぴり思ってしまいました。


一人で歩いているとこれまた四方八方から引っ張られます。ストーカーかよってくらいにずっと後ろ付いてくる男もいます。怖い。トイレに避難して泣きました。そもそもこういうノリに嫌悪感を抱くタイプの女が来るべき場所じゃないんですよね。恋人がいるならまず来ない方が100%良いですし、行っておきながらなんですが彼氏には絶対行って欲しくないです。でも彼氏はパリピなノリ好きかもなあ……。私はもう行きません。しんどかったです。ノリ悪いやつがいるとイライラすると思うので、先輩や同僚の前では楽しんでる雰囲気を頑張って出しましたが……おかげでめっちゃ楽しんでたじゃん!また行こうね!と言われる始末です。彼氏に悪いんでもう行きませんって言いましたけど。


その場で会った男のことを「良いな〜」と思えるタイプの人なら楽しめそうですね。私は人のことを好きになりにくいというか、気持ちが伴わないと触れるのはもちろん男だと特に喋るのさえ面倒くせぇと思ってしまうのであかんですね。


あそこのクラブは、掃き溜めだった。先輩たちには悪いけど、客みんな産廃